保証債務

市販の公務員試験問題集の記述で分かりかねる箇所がありましたので、...保証債務

限定相続による故人の保証人の取り扱いについて教えて下さい限定相続は債務者に連絡または広告して資産と債務を精算しプラスな分のみを限定的に相続する制度ですよね?故人が法人や他人の保証人になっていた場合、相続時の保証債務はどういう扱いになりますか?その時点で保証契約を解消することになりますか?

限定承認がなされても、保証債務には全く影響を及ぼしません。
主債務と保証債務とは運命共同体であり、主債務が成立しなければ保証債務は成立せず、主債務が縮減されれば保証債務も縮減され、主債務が消滅すれば保証債務は消滅します。
このような保証債務の性質を、保証債務の「附従性」といいます。
他方、限定承認がなされれば、責任財産が相続財産(積極財産)に限定されますが、債務自体は縮減されません。
相続財産について、積極財産が300万円、消極財産が1000万円の場合、限定承認がなされれば、責任財産は300万円に限定され、相続人の固有財産は責任財産とはなりません(責任なき債務)。
これに対して、相続債務(主債務)と運命共同体(保証債務の附従性)となる保証債務は1000万円のまま不動ですから、保証人は、1000万円を弁済しなければなりません。

2013/6/26 12:47:16

民法の保証債務についての質問です。
債権者の詐欺によって保証債務を負った場合は、民法449条ではなく96条を使って、取り消しでOKですか?

OKです

2017/12/18 17:35:03

保証人による相殺について。
主債務者が債権者に反対債権を有していた場合、保証人がそれを自動債権として相殺できる。
というのは理解できます。
では、保証人が債権者に反対債権を有していた場合、保証人がそれを自動債権者として、相殺することはできますか? 具体的にいうと、保証人が債権者に100万円貸していた場合、その100万円は返さなくていいから主債務者が債権者に借りている100万円も返さなくていい、ということを保証人は主張できるのか?を教えて欲しいです。
よろしくお願いします。

相殺を可能とする要件を相殺適状といい、次の4つを全て満たすとき、相殺が可能となります。
①同一当事者間の対立する債権の存在②両債権が同種の目的を有すること③両債権が弁済期にあること④相殺が禁止されていないこと保証人は債権者に対して「貸金返還請求権」を有し、債権者は保証人に対して「保証債務履行請求権を」有していますから、①を満たします。
貸金返還請求権も保証債務履行請求権も「金銭債権」ですから、②も満たします。
③については、自働債権(貸金返還請求権)の弁済期が到来していることは必須であり、受働債権(保証債務履行請求権)の弁済期が未到来であれば、期限の利益を放棄して、期限を到来させることが必要です。
たとえば、不法行為債権を受働債権とする相殺は、④を満たしませんが、貸金返還請求権と保証債務履行請求権との相殺については、特に問題となる点は見当たらず、④を満たします。
質問の場合、①②④を満たすことは明らかですから、後は③を満たすことが明らかになれば、保証人は、相殺を主張することが可能です。

2017/5/25 21:46:28

相続放棄した場合の保証債務の相続と相続割合について教えて下さい。
以下の事例の保証債務の相続と相続割合について教えて下さい。
借主Aが銀行より住宅ローン20百万円を借入しています。
土地は義父所有で建物はA所有。
義父には、長男Bと長女C(Aの嫁)がいます(長男Bも長女Cも成人)。
義父の配偶者は死亡し、母親と兄弟姉妹が4人います。
義父は上記Aの住宅ローンの担保提供者兼連帯保証人になっています。
義父が死亡し、その長男Bが相続放棄した場合の保証債務の相続とその相続割合は以下の場合のどれになりますか?①長女Cが保証債務を全て相続する。
②長女Cが2/3、母親が1/3保証債務を相続する。
③仮に母親が相続放棄した場合、長女Cが3/4、兄弟姉妹が残り1/4を各1/16宛保証債務を相続する。
また、兄弟姉妹のうち義父より先に死亡し、その子供がいた場合(義父の甥または姪)、その子供にも保証債務は相続されますか?根拠になる法律の条文も含め、ご教示下さい。
補足この事例の場合の相続人はまず誰になるか教えて下さい。
マイナス財産である保証債務についても、プラス財産同様に相続割合に応じて相続されるのだと思いますがどうなんでしょうか?

>義父が死亡し、その長男Bが相続放棄した場合の保証債務の相続とその相続割合は以下の場合のどれになりますか?に対しての回答は①長女Cが保証債務を全て相続する。
です。
=義父の法定相続人=(1)配偶者は常に相続人となりますが(第890条)、既に死亡ということなので子供(第1順位)であるBとCの2人です(第887条)。
(2)子のうち Bだけ相続放棄した場合、「Bは(義父の相続に関し)最初から相続人ではなかった」ということになりますから(第939条)、従い相続人はC1人となり 正の財産(土地)も負の財産(保証債務)も全てCが単独相続します。
(3)BもCもそろって相続放棄した場合、「義父には子供は居なかった」ことになり、第1順位の相続人がいなければ第2順位の相続人(義父の母)が全て相続することになります(第889条1項の1)。
(4)BもCも母親も相続放棄した場合、「義父には子供も母親も居なかった」ことになり、第1順位、第2順位の相続人がいなければ第3順位の兄弟姉妹が相続人となり(第889条1項の2)、義父の兄弟姉妹4人が1/4ずつ相続することになります。
なお、既に死亡している兄弟姉妹についてはその子供(甥・姪)が一代限り代襲します(第889条2項)。
※文中②③にある「2/3」や「1/3」、あるいは「3/4」や「1/4」は、義父の配偶者が生存していればの割合で、たぶん質問者さんは「配偶者」と「長女C」を混同したのかな と思いました。

2010/1/6 22:42:53

保証債務見返りって 負債?資産?ただの保証人になったときの目印?何か見返りあるんですかね

保証債務見返とは、いわば単なる「メモ」にすぎません。
他人の債務を保証しただけでは、具体的にお金・資産の変動は発生しませんから、具体的な仕訳は必要ないはずです。
しかし、もしかすると「将来に確定した債務が発生するかもしれない」訳ですから、そのような債務(偶発債務といいますね)の存在を帳簿上明らかにするため、「メモ」として帳簿上に記録するための科目です。

2013/2/7 12:29:42

SFCGの保証債務に対する時効の援用は何処にすればよいのか。
平成20年5月7日、SFCGの債権をジャスティス債権回収に債権譲渡したとの普通郵便が届きました。
SFCGと債務名義(公正証書)を結び10年以上が経過していますので時効の援用を内容証明にて行ないたいのですが、SFCGは現在存在しません。
ただし、債権をジャスティス債権回収に債権譲渡した旨を普通郵便にて郵送されたのですが、ジャスティス債権回収から債権を譲り受けたと書いてあるのですが、そもそも譲受人が譲渡人に代わって代位して通知することはできないのではないのでしょうか。
SFCGから債権譲渡を行なった通知は受けていません。
そもそも債権譲渡が成立していないのではないでしょうか。
このような場合は、何処に時効の援用を通知すればよいのでしょうか。
補足保証債務の消滅時効について主債務の時効が中断(民法147条)すれば保証債務の時効も中断しますので・・・。
(民法457条1項 参照)もし中断していなかった場合は、何処が起算点になりますか。
次の質問に書かれていますので教えて下さい。

債権譲渡登記事項証明書があれば有効な債権譲渡の通知になっています。
民法の規定によれば債権譲渡の通知は債権譲渡人(前の債権者)のみがこれを行う事ができ債権譲受人が行っても効果はありませんが(民法467条1・2項 参照)動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律(以下、法) によると①譲渡人が法人であり②金銭の交付を内容とする③債権者が特定・限定されている(指名債権) 以上を満たす金銭債権の場合これを『登記』することができ(法2条1項 参照)登記を経た金銭債権については債権譲受人が登記事項証明書を交付して有効な通知を行う事が可能になっています。
(法2条2項 参照)なお保証債務の消滅時効について主債務の時効が中断(民法147条)すれば保証債務の時効も中断しますので・・・。
(民法457条1項 参照)

2012/1/26 05:45:08

委託を受けた保証人と委託を受けてない保証人読んで字のごとくだと思いますが、委託を受けた保証人⇒お願いされて保証人になった。
委託を受けてない保証人⇒勝手に保証人になった。
委託を受けていない保証人のイメージがわきません。
債務者が望んでないのに、保証人になるシーンとはどのような場合ですか?債権者が勝手に保証人をつけるのですか?

委任を受けていない保証人、と云う事であるのなら保証人になると云う意思表示がなされていない事ですよね?これに保証人の立場を言うのは成立しないでしょう。
次に、債権者側が保証人を付けた?としたのなら債権者からの保証人の指名は無効です。

2016/8/17 22:48:12

連帯保証債務についてA会社が銀行から借り入れ(1000万)その後倒産債務者、A会社社長、一郎連帯保証人、一郎、一郎の子、うちの祖父倒産後、一郎の子だけ自己破産一郎は高齢のため自己破産はせず、返済もせずうちの祖父が分割弁済をしていました。
半年後、一郎が亡くなり、一郎家族はみな相続放棄をしました。
一郎の妹がうちの祖母です。
祖母は一郎の死亡をしらないままで、一郎の相続放棄はしていなく、健在です。
一郎の死亡時(10年前)、まだ分割弁済が完済になっておらず祖父が払っていましたがそれから祖父がなくなりました。
(残債300万)(4年前)祖父の相続は、祖母とその子供は相続放棄をしました。
質問は、祖母は一郎の相続放棄はしてなく、残債300万は祖母が死亡したときにまた請求がくるのでしょうか?

祖父上の死亡時の相続放棄によって連帯保証債務を履行する人がいなくなっているので、残った一郎さんの連帯保証債務について債権者が祖母上の存在に気づけば、祖母上に請求して来る筈です。
それが現段階でないのであれば、まず心配はないでしょう。
そもそも一郎さんが亡くなって10年以上経過していますから、一郎さんの連帯保証債務は時効消滅している可能性が高いと思われます。

2012/10/20 15:59:53

民法の相続についての質問です。
平成5年1月21日の最高裁の判決で、無権代理が本人を共同相続した事例についてです。
父親のAに内密で連帯保証契約を父の名前で結んだCと、その母親であるBが、父の死亡後、Cの無権代理行為を追認して、債務の850万を負担するか否かという事例です。
①もし、母親であるBが追認した場合、債務の850万は、誰がどのように負担するのでしょうか?母親Bと、子供のCが425万ずつ払う、もしくは、共同して850万払うという形でしょうか?②母親が追認拒絶した場合、相手方はCに履行を求める事ができずに損害賠償請求をする事になると思いますが、いくらくらい請求されるのでしょうか?関連する条文などを挙げて説明していただけると助かります...

①質問のケースだとBが追認をするとCは「信義則 (民法1条2項)」上もはや、その拒絶が出来なくなる「反射的効果」として追認は全部に対して効力を生じます。
次に相続財産中に金銭債務、その他 分割可能な債務がある場合それらは相続開始(←民法882条)と同時に遺産分割協議や審判を経る事無く法律上、当然に分割(←民法427条)され各共同相続人が法定相続分(民法900条)に応じて受け継ぐ とされているところ(最高裁 昭和29年4月8日判決 民集8巻4号819頁)概ね連帯保証債務の相続も以上と同じと解されるのでBとCが425万円ずつ 債務を受け継ぐ事になります。
(最高裁 昭和34年6月19日判決 民集13巻6号757頁)②保証人は元本・利息のほか損害賠償債務その他、主債務に従する全ての債務を保証するところ(民法447条1項 参照)金銭債務の不履行による損害賠償の額は法定利率(←民法404条)によって定まります。
(民法419条1項 参照)よって債権者が無権代理行為の責任の追求としてその選択によりに元本の弁済を請求(←民法117条1項)した時は法定利率による延滞利息(遅延損害金)が発生し得ます。

2016/10/17 22:19:11

詳しい回答、ありがとうございます!
損害賠償を請求されるくらいなら、履行した方が良いのでしょうか....?
結局この方は425万円払ったのでしょうかね....>

市販の公務員試験問題集の記述で分かりかねる箇所がありましたので、質問させてください。
【連帯債務の項にて】「連帯債務者の一人についてのみ保証債務を成立させることができる。
保証人が債務の全額を弁済した場合には、保証人は、自らが保証を行った連帯債務者に対して求償権を行使できるほか、他の債務者に対してその負担部分のみについて求償権を有する。
」→これはどういう状況なのでしょう?債権者A連帯債務者BCDとした場合、BCDの誰か一人に保証人を付けることができるという意味ですか?【保証債務の項にて】問.保証人が主たる債務者に代わって弁済をした場合のその保証人の権利に関する次の記述のうち妥当なものはどれか。
選択肢:主たる債務が連帯債務であって数人の主たる債務者全員のための保証人となった場合は、保証人は各債務者に対して分割してしか求償することができない。
→×解説「保証人は、各連帯債務者に対して保証債務の履行として債権者に支払った全額を求償することができる」→負担部分のみじゃなくて全額?というところに引っかかりました。
最初の記述と矛盾していないのが何故かわかりません。
選択肢:主たる債務が連帯債務であったが、そのうちの一人のためにだけ保証したに過ぎない場合は、保証人はその者に対して、その者の負担部分の範囲においてのみ求償することができる。
→×→一人のために弁済したこの選択肢ならば、最初の記述と矛盾してないのはわかるのですが…民法を独学で勉強しているため、初学者にも理解できるよう説明していただけると幸いです。
どうかご教示お願いいたします。

>BCDの誰か一人に保証人を付けることができるまさにその通りで仮に連帯債務者BCDのうちBにのみ保証人EがつきEが保証債務全額を弁済するとEはBに対して全額の弁償を求める事が出来るほか(民法459条1項 参照)そもそも保証人が保証債務を全部履行するとその保証人は債権者の地位にとって代わりあたかも自分が新たな債権者になったが如く債権者が債務者に対して有していた権利を代わりに行使する事が出来るようになります。
(法定代位・民法500条 参照)そうするとEはAの地位だけで無く内部負担に応じた弁償を求める事が出来るBの地位をも受け継いでいる事になります。
ただEがBCD全員のために保証人となり全額を弁済するとBCDそれぞれにつき内部負担に応じた負担を求め得る地位とそれに応じなければならない地位とが「混同」をし内部負担に応じた弁償をしなければならない債務は「消滅」します。
(民法520条 参照)よって後は事実上、EがAから受け継いだ権利のみが残りEによるこの権利の行使は民法432条の本則に従います。

2015/7/12 23:47:01

回答ありがとうございます。大変分かりやすく、大分理解が進んだと思います。
しかし一つだけ疑問が生じたのですが、
>そうするとEはAの地位だけで無く
内部負担に応じた弁償を求める事が出来る
Bの地位をも受け継いでいる事になります。
とありますが、それでは何故連帯債務人の一人に保証人がつき、保証人が全額弁済した場合、他の連帯債務者に対してもBと同様に全額請求することはできないのでしょうか…?
債権者の地位を継承したならば、Bは当然のこと、他の連帯債務者から全額請求できる、というのは間違っていますよね?
あくまでEはB1人の保証人に過ぎないから、他の債務者には負担部分のみ求償できる、という制約が課されているのでしょうか?
重ね重ね申し訳ございません。もしよろしければ返信お願い致します。>

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